
本日のテーマは”出産の立ち会い”についてです。
なぜこのテーマについて書こうと思ったかというと、私の周りの男性で出産や育児について理解が得られていない人が想像以上に多かったからです。
さらには、職場の上層部の中には、出産・育児関係で休業をとることを”コスト”としか捉えていない人がいる事実にショックを受けました。
出産・育児というものは非常に個人的でセンシティブな経験です。
世の中で賛否両論ある段階ということは十分承知しているつもりです。
その上で私は、夫の出産への立ち会いは必要だと伝えたいです。
そして、子育てパパの社会的地位を上げたいと思っています!(急にスケールがでかい😅)
世の中の男性方に伝われば、うれしいです!
出産の立ち会いについて世の中は?

とある病院での研究で、アンケートを利用した調査報告がインターネット上に挙がっていました。
以下、一部抜粋しながら簡単にまとめました。
立ち会いへの参加率
2006年に56.3%の男性が立ち会いに参加していたのに対し、2011年には63.3%の男性が参加していました。
参加したいと考えた理由
「自分から立ち会いたいと思った」「いのちの共有がしたい」「そばにいて励ましたいと思った」等があがっていました。
実際に参加してみた男性の意見
「妻の精神的支柱になれた喜びがあった」、「分娩の苦しさ、大変さがわかった」、「父親としての自覚が湧いた」などプラス面の内容が多かったです。
一方、「妻のそばにいても何もできなかった」や「妻を冷めた目でしかみれなくなった」という方もごくわずかですが、おられたようです。
意外にも立ち会いをしている男性は増えてきているのですね!
私も世の中の6割の男性陣には入れていたようです。ちょっとうれしい!
参加した男性からのプラス面の意見は非常に素晴らしい内容ばかりですね!
しかし、残念ながらマイナスな意見にかかれているようなことは実際にあるのですね…
立ち会いをすすめる理由3つ

ここからは世の中の6割の男性の中のいち意見としてお聞きください!
あくまでも、私個人が出産の立ち会いを行い良かった点ですので…
まず1つ目。
1.出産において男は無力だが、妻にとって無力ではなかったから。
アンケート調査の結果にもありましたが、出産時に妻のそばにいても何もできなかったいと答えた方がいらっしゃいましたね。
これ、奥さんが嫌だ!何もしないで!って言ったのなら仕方ないですが、実は結構出来ることがあります。
実際に私がやったことを書いてみました。
陣痛時
- 荷物持ち
- 飲み物を飲ませてあげる
- 腰をさする
- 声をかける
- 汗を拭く
分娩時
- いきむときに頭や身体を支える
- 汗を拭く
- 髪をなでる
- 声をかける
簡単なことばかりのように思いません?(実際に腰をさするのはコツが必要だと思いますが)
しかし、これらをやることで後で本当に感謝されましたよ。本当に助かったって。

些細な事でも、そばで支えることで”関わりたい・一緒に乗り越えたい”という気持ちはきっと伝わる!
2.女性の頑張りを五感で感じられるから
これに関しては実際の分娩室での妻の姿を例にしていきます。
妻は額に血管を浮かべ、顔を真っ赤にし、歯を食いしばって何度も産もうとチャレンジしていました。
その姿を目の前でみていると、自然に妻の頭を支え、妻に合わせて一緒に息を止めいきんでいる自分がいました。
今思うとバカですね(笑)
意味はないとわかっていても、少しでも、妻の苦しみを共有したかったのです😂
分娩室での妻の姿、緊張感、匂い、機械の音、そういう空間は二度はないです。
結果論ですが、はじめからおわりまで見ることが出来て本当に良かったと思います。
直接肌で感じることができたからこそ、妻の女性としての強さを知ることができたと思います。
3.誕生の瞬間を共有できる
まさにコレですね。というかこの瞬間だけは唯一無二です。
我が子2人が産まれた瞬間は、どちらも鮮明に覚えています。
産まれた直後の赤ちゃんは正直エイリアンというか、ガッツ石松というか…変な顔でした(笑)
でもそんな顔だったのがほんの数時間、数日ですごく変わるんです。
顔が変わったことを知ることが出来るのは、初めから見ていたからですよね。
立ち会いをしなかったら、奥さんしかわからないことです。
奥さんだけの特権を自分ももらえるって、なんかすごくうれしいです。
ちょっと自分で考えてみて、そう思いました(笑)
最も重要なことは話し合うこと
ここまで色々と書いてきましたが、最終的に決めるのは旦那さんと奥さんです。
どんな思いなのか、どんな出産にしたいのか、どんな家族を作りたいのか。
こういうところまで話し合うことが重要だと思います。
逆に言えば、このタイミングでがっちりと価値観が合えば、最高だと思います!
この先の子育ての際で、基本意見が合っているので、ブレは少ないと思います。
今一度、出産に何を望み、何が嫌なのかをお互いに明確にしておくことが良いと思います。
結論:出産立ち会いはやったほうが良い。
インターネット上で面白い研究結果がありました。
その内容は
”出産立ち会いを決めている主体は夫自身である”
”出産の立ち会いを行った夫は、していない夫に比べその後の妻とのコミュニケーション、育児についての話し合いへの参加率が増加した”
というものでした。
いのちの誕生の瞬間の共有だけでなく、その後の奥さんとの関係や子供の育児に関しても影響があることなのですね。
まさに私は、この研究結果を体現していると思います。
というのも、現在オムツ交換、入浴、着替え、保育園の用意等、育児の50%は行っている自信があります。
また、出産後も妻とのコミュニケーションが増え、育児行事へも積極的にかかわるようになりました。
このことからも、本当にやってよかったと思っています。
補足情報

ちなみに、これは実際に助産師さんから聞いたのですが
女性が出産時に猛烈な痛みを伴うと同時に、お腹の子にも苦痛(負担)があるようです。
だからこそ、まずは女性がつらくないように色々指導をする。
そして、子供にもつらい思いをさせないように、お手伝いをする。
ということでした。
また、血が苦手で立ち会わない男性はおられるのですか?と助産師さんに聞いたところ
「はい、いらっしゃいますよ。」とのことでした。
ただし、看護師さんや助産師さんが極力見えないように配慮してくれるようでした。

希望される方は相談してみる価値ありですね
お子さんが産まれる方も、これからの方も。
良い立ち会いを!